[お客様の声] 株式会社宮本農園 様
活用の成果
労務管理者の事務作業を年間で240時間、時給換算で24万円を削減することに成功。
削減した時間で、データ分析を行い、週に必要な作業時間の明確化、作業持ち越しの発生しないシフト組みを実現されました。
agri-board 導入の経緯を教えて下さい
管理者が交代したり新しいパートさんがきても、労務管理ができる状態を作ろうと考えていました。
そこで、作業ごとの時間を記録し、データにもとづいた作業の計画に取り組むことを決めました。
紙とバインダーを使い、作業者に記録してもらいましたが、管理者はエクセルへの入力や集計に追われてしまい、グラフ化したり、それを検討するための時間的、体力的な余裕がない状態になってしまいました。
結果として、苦労して記録しているものの、逆に非効率になってしまうという状況でした。
agri-board では、データの転記や集計という作業がなくなるだけではなく、表やグラフを自動で作成してくれるという話を聞いて、 管理者が本来やるべき仕事に集中できるようになるのではないか、と思い使ってみることにしました。
どのように活用されていますか?
半年ほど記録を溜め、そこから週で必要な平均作業時間を特定しました。
今はそれに沿って、シフトを組んでいます。
日々、作業時間が多すぎたり、少なすぎたりしないかのチェックを行っており、作業の遅れや持ち越しはほぼ発生しない状況を作れています。
今は、さらに応用されているそうですね。
作業の流れや組み合わせを変更し効率化を図ったり、作業目標の伝え方を工夫したりしています。
「A → B → C → D」という流れがベストだと考えていた作業の順番を変更したり、統合したりしました。例えば「B → C + D → A」にする、といった形です。agri-board がデータの集計と可視化を行ってくれるので、管理者は新しいことを考えたり、実行することに集中でき、結果も数字でわかるので改善のサイクルを回せるようになりました。
さらに、宮本農園というチームの能力を視える化してくれます。そこで「皆さんのスピードなら、午前中でこの区画は全て終わるので、ここまで終わらせましょう」と、時間ではなく、作業量で目標をお伝えするようにしました。終わりが見えることで、張り合いもでるのか、メリハリをつけてお仕事される方が増え、作業スピードが上がった方もいらっしゃいます。
また、効率や速さだけでなく、安全でゆとりある作業現場と雰囲気作りに一役買っています。agri-board を活用して、ますます仕事がしやすい環境作りに努めていきます。
スタッフさんは使いこなしていますか?
タブレットの利用にもスタッフは数日で慣れてくれ、外国籍のスタッフも丁寧に説明する事で難なく使いこなしていますよ。
宮本農園では、個人の技能よりチームでしっかり作業を終えていくことが大事だと考えているので「効率! 効率!」とプレッシャーをかけずに「紙から変わるだけですよ」と声掛けしていったこともよかったと考えています。
経営に対してどのくらいプラスになりましたか?
管理者の業務時間が年間で240時間、時給換算で24万円を削減したことになります。
さらに、エクセルでの作業時間や学習時間を加えると、労務管理者の手をだいぶ空けられた計算になると思います。
また、現在アグリボード導入2年目になりますが、前年対比作業時間5%削減を目指して今期の管理作業を目標にしていますが、それ以上の効果が出ており、パート人件費が月間25万円近く削減につながっています。
それと、今まで一緒にやってきた管理者が独立という形で抜けましたが、agri-board が作業の状態、作業時間を可視化しており、現場を回すことに一役買っています。
新しい管理者がきても、agri-boardがあれば、勘や経験以外にも過去データに頼ることができるし、先輩としても具体的な数値目標でのアドバイスができるのは良いポイントですね。
今後は、どのようにご活用いただく予定でしょうか?
agri-board では、問題がありそうな箇所が見えてくるというのが、もうひとつ面白いところです。
圃場ごとに作業時間の内訳を出しているのですが、ある圃場だけ摘果の時間割合が多かったりします。
今、現場をみながらその原因を探っているところです。
対策を行ったら、agri-board 上で結果となって現れてくると思います。
株式会社宮本農園 様について
- 会社名
- 株式会社宮本農園
- 事業内容
- 農産物生産及び販売
- 所在地
- 熊本県八代市郡築十一番町59-2
- 公式サイト