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[お客様の声] 遠山ローズガーデン 様

Published at December 7, 2021 3:34 p.m.
Edited at December 7, 2021 3:39 p.m.

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現場と収益性の可視化を実現したかった

大きくふたつの問題意識があって、導入しました。ひとつは、現場の視える化。もうひとつは、ハウス・品目ごとの収益性の向上です。

両親から引き継いだのですが、色んな方の話や勉強会を経て、今までのやり方を踏襲しつつ、インターネットやクラウドの技術を用いての効率化をどうやって実現しようかということをよく考えていました。
そんな中で『誰がどこで作業をしていて、いつ終わっていくのか、どこに人手が必要なのか』という作業の視える化は課題でした。加えて、作業時間や人件費を把握しながら、力を入れていくべき品種や改善すべき作業をを絞っていくために収益性の数値化も必要だと考えていました。

実は、いくつか作業記録などのシステムを試しましたが、しっくりこず、手書きで試行錯誤していました。そんなときに、はれるとさんの agri-board に出会い、これならやりたいことができるかもしれないと感じました。当時は、バラで使っている方がいなかったようで、はれるとの担当さんに現場を見てもらい、細かく打ち合わせをしながら進めていきました。

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少しずつ、農業の現場が変わってきました

■ 現場の意識が変わってきました

日報などにも作業量は書いてもらっていましたが、より細かくリアルタイムに入力することもあってか、全体的に作業に対する集中力というか、意識が変わってきたことを実感します。 成果給にしたり、成績をつけたりもしていませんが、特に、ベトナムから来てくれている子たちは目に見えて作業が速くなりました。私も、データでを見て、頑張っている方にお声かけするなど工夫しています。

■ 遠隔から作業指示出しが可能になりました

agri-board の画面を見れば、どこで、誰が、どの仕事をしているのか手にとるようにわかります。 とにかくハウスがたくさんあり、誰がどこにいるのか把握するのが大変でした。自分が作業に入っているときや、来客対応中でハウスにいないときにも、次はどこが手薄になるか、どこの作業が終わるか、確認して指示出しができます。結果として、作業の遅れも減っていますし、先手先手での声掛けができて、作業者さんの負担も軽減できていると思います。

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■ 作業の遅れが明確に見えるようになった

当農園では、花切をしながら、ある程度整理をします。そのため、折り曲げ、やごまご (芽かき) といった作業をしていなくとも、一見きれいに見えてしまいます。ある時「このハウス、折り曲げいつやったかな?」と思いデータを遡ってみると1ヶ月近く入っていなかった、ということがありました。今までであれば「最近入ってなかったし、やっておこうか」となり、そこで終わりでした。しかし、しっかりと過去データを追えることで、ふりかえりと今後の改善につなげることができます。

生産性向上のステップに向けて

■ 作業ごとの細かな時間までを算出できました

最近取り組み始めたのが、作業ごとの細かなデータの可視化です。きれいなデータが数ヶ月分溜まってきたので、腰を据えて分析しています。エクセル形式でのデータダウンロードもできるので、agri-board のレポート機能にあわせて、エクセルに覚えのある人は自分でやってみるのも面白いと思います。
作業やハウスごとの作業時間・スピードを分析し、同じ人数でより効率的に作業を進めていく方法を考えています。

■ 目標設定とコミュニケーションの仕組みを構築する

栽培責任者と現場スタッフの関係において、適切な目標設定は大きな役割を果たしてくます。実績やデータをもとに議論をしながら目標を決めることで、お互いに仕事がしやすくなると思っています。
実際、agri-board の他の導入者さんでも、「今日、XXX作業は、YYYまで終わらせましょう」というように時間ではなく、量で話すようにしただけで、全体の効率もよくなり、間に合った・間に合ってないの意識付けが農場全体でできるようになったという話もあるようで、さらにうまい仕組みを考えているところです。

■ 収益性を見た上での意思決定を行う

中長期的なデータの活用も行いたいと思っています。
品目ごとの作業時間、効率などを見ながら、自分の持っている感覚と実際をすり合わせるところが第一歩だと思っています。よく売れても、人件費率が高すぎる場合もあるため、利益率をより正確に見ていければと考えています。

| サポート担当からのコメント

バラでの活用におけるパイオニア

agri-board がトマトやイチゴをメインにしていたころに遠山様と出会いました。多品目、花切・花縛りといったバラの特徴にあわせたデータ取得・活用方法を一緒に考えながら進めさせてもらっています。今では、遠山様のおかげで、agri-board はバラでも使えるぞ! と自信をもって言えます。

スマホ入力・閲覧を駆使されている

バラ農家様は、ハウスが散らばっていたり、ひとハウスに数名ずつお仕事をされることが多いと伺いました。遠山様のように、スマートフォンでのご入力がマッチしそうです。agri-board が様々なデバイスに対応できるという強みを活かしていただいています。パソコンだけではなく、管理者様自身のスマートフォンからも見ることができ、遠隔や隙間時間での対応を可能にします。

海外からの実習生も使いこなしている

実習生の方にもお使いいただいています。日本語のツールですが、「作業名を覚えてもらえば、すぐ使える」とおっしゃっていただきました。普段からスマホを使っており、どのお客様でもスムーズに使いこなしていただいております。

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遠山ローズガーデン 様について

  • 会社名
    • 遠山ローズガーデン
  • 事業内容
    • 農産物生産及び販売
  • 所在地
    • 愛知県豊川市上長山町南田24−1